しかし、少しずつ仕事の流れを把握し、いろいろな経験をすることで、今自分がやらなければならないことや、今の自分にできることが見えてきました。ここまで来れたのは先輩方が声をかけ、フォローをして下さっていたこと。
根気よく教えて頂き、目をかけ、手をかけて頂いたことのおかげだと思います。私が目指したい看護師像も、先輩方を見てより明確になってきました。
また、この1年間で多くの患者さんと関わることができ、1人1人から多くの事を学ばせて頂きました。実際に臨床で患者さんと関わったことで、自分の看護観が深まった1年でもありました。
そして、人と関わることの難しさや楽しさを学ぶことができ、看護を行う上で一番の基本となるコミュニケーションを考え、患者さんに合わせた関わり方を学ぶことができました。
患者さんに対しておこなったケアや処置の後、「ありがとう。」と言われると、本当にやりがいを感じました。患者さんと上手く関われないときは、なぜこの仕事を選んでしまったのだろうと悩むこともありました。
しかし、患者さんの笑顔や頑張ってリハビリに取り組んでいる姿、病気と向き合っている姿などを見ると、私も患者さんの為に頑張らなくてはならないと強く感じました。
患者さんの背景を知り、一人ひとりに合わせた看護を行い、入院中だけではなく退院後も継続的に関わっていくことの必要性や、一人の患者さんの入院から退院までを受け持つことで、患者さんが抱える問題点や必要な援助を考える事ができました。
そして、患者さんの死を通して命の尊さを改めて痛感しました。看護師は患者さんの死を目前にするという悲しみや苦しみを抱きながらも、家族が終末期を迎えた患者さんに寄り添い続け、お互いが最後の時間を悔いなく過ごすことができるよう支援することや、看護師は患者さんと家族の間に入り、その感情をそれぞれ受け止め、両者の関係を調整していくことの大切さを学びました。
家族の中には患者さんの死後しばらくしてから、「もっとやれることがあったのではないか」と後悔したり、逆に「良いと思ってやった治療も苦しみを長引かせるだけだったのではないか」と思い悩んでしまう場合もありました。
このように家族が患者さんの死後に後悔をしてしまうことがないように、看護師は家族が徐々に患者さんの死を受け止めていくことができるように、家族への援助をしていく事も必要であると学びました。終末期を経験し、私は自分の看護観を考えるきっかけとなりました。
私の看護観は、対象がどのような状況であっても、最期に「いい人生だった」と思ってもらえるように、その人らしく生きていけられるようにサポートし、その人らしさを生かした看護を行い、そして安らかな死を迎えられるように援助していくことだと考えます。
また、家族も後悔することなく精一杯のことができたと思えるよう、本人や家族の気持ちに寄り添うことだと考えます。
今後は求められることも、さらに重要な役割を担うことも増えてくるため、よりいっそうの責任感と怖さがあります。
その感覚を忘れることなく、まだ不安な部分や未経験なこともありますが、今の自分に自信を持ち、患者さん目線の看護を行い、「あなたで良かった。」と言ってもらえる看護師に成長できるように努力していこうと思います。
_____________________
終末期について
_____________________
看護師になって8ヶ月過ぎ、何度かエンゼルケアも入らせてもらいました。看護師は冷静に対応しなければいけないと言いますが、私は毎回泣いてしまいます。
そんなに深く関わっていない患者さんでも、家族の様子を見ているとどうしても涙が出てきてしまいます。先輩に注意されるんですが、なかなか・・・。
感情のコントロールというか、これに関しては本当に経験が必要だなと思いました。号泣してるわけではないんですけどね。
一番辛いのは残された家族です。この時に支えてあげられるのは看護師です。看護師の役目をしっかり果たせるように頑張らなきゃと思います。
また、入院当初はまだまだ元気に過ごされていた若い患者さんが治療がうまくいかずどんどん弱って終末期に入っていく様子は本当に心が痛いです。せん妄状態になってしまっていたり・・・。
そのような患者・家族の方に上手く関わり精神面のケアへも介入していく先輩たちは本当に尊敬します。
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看護師2年目の目標ってどうすればいいの?
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春に入社し、めまぐるしい日々が続き、気付けばもう2年目です。先輩からは「2年目もしっかり目標持ってね。」「目標書いて見せてね。」とのお言葉が・・・。2年目の目標ってどんなこと書けばいいの?どうしよう・・・と悩む事ありますよね。
●できるようになったこと
・吸引・導尿・Ba挿入・点滴などの技術1つ1つをどのタイミングでやれば良いのかをアセスメントして実施する事。
・ターミナル患者の家族に対するケアの重要性・介入のタイミング。
(心の整理ができるように・親身になって話を聞く・臨床心理士の介入)
・麻薬を使用して苦痛の緩和を行う。
(予防的に使う方法や、我慢してしまう患者には使用するよう促す事。)
・褥瘡予防に対する意識付け
(ターミナル患者は寝たきりの患者が多く皮膚の脆弱などにより褥瘡が多発してしまうため、体位変換の必要性を実感し、こまめに行うよう意識するようになった。)
・ナースコール対応を積極的に行えるようになった
(初めの頃は自分の受け持ちで精一杯だったが、徐々に仕事に慣れ、受け持ち以外の患者に声をかけたり、夜勤も行うようになり自分のチームだけではなく、他のチームのナースコール対応も行けるようになった。)
・日常業務の流れがわかるようになった。
(夜勤・休日に業務を行うようになり、フリー・メンバーの役割や今行わなければいけない事などの時間配分の必要性がわかった。)
●チーム異動するにあたって何を学習したいか・目標
・術直後の合併症などのリスクを考えて看護ができる。
(疾患・術式・症状に対する観察点など)
・術直後の患者の状態を学び、術前から術後の流れが理解できる。
・慢性期の患者に対しての苦痛などの症状の緩和ができる。
・意思疎通が困難な患者に対しての関わり方
・不穏、認知がある患者の関わり方
・嚥下、褥瘡、身体拘束がある患者の関わり方
●現在の課題と改善策・2年目の目標
・安全・安全な看護技術の提供の維持
・わからない・不安な時は、自分で考えてから先輩看護師・リーダーへ報告
→自分の考えも伝える。
・患者さんだけではなく、患者さんの周りの人(家族・他職種)・環境へも目を向けられるように視野を広くする。
・患者さんの今必要な看護計画を立案し、追加・修正する。
・自分で考えて行動する。
・緩和(痛み・抗がん剤など)についての勉強会へ積極的に参加する。
まだまだ沢山あると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
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~そして新人看護師たちがやってきた~の巻
入職してから目まぐるしい日々を送って、気づけばもう3月。病院にもよりますが、自分の名札の若葉マークを外す時期がやってきますた。
先輩から「早く若葉マーク取りなさい!」と言われるも、必死の抵抗でぎりぎりまで外しません。若葉マークには沢山助けられました。患者さんを転棟させる際、違う病棟での申し送りに緊張!若葉マークがあれば少し優しくしてくれることや、足りないことを教えてくれたり・・・。
広すぎる院内で迷子の時は知らないスタッフに道を尋ねたり・・・。患者さんに若葉マークを見られると、「俺の腕で注射練習していいよ。」「思いっきり注射刺していいよ。勢い大事だよ。」と言われたり。
この若葉マークを外すことで、ベテラン看護師との区別が付かなくなり、患者さんからしたら一人前の看護師に見られてしまう!先輩からも見放されてしまうのではないか!?不安過ぎて外したくないー!と思っていました。
でもついに、病棟に新人看護師ちゃんたちが現れた。
「「「「宜しくお願いします!!」」」
と若々しくて元気。新人ちゃん達はとってもよく動く。今まで私たちがやっていた雑用も新人ちゃん達が率先してやってくれる。感動!!!こうやって私も新人時代から少しずつ仕事を覚えていってたんだなと感じました。
そして月日は流れ、新人ちゃんと一緒にオムツ交換や清拭を回ることや、新人ちゃんの経管栄養のチューブ交換、バルン交換などなど様々な処置を先輩から「見てあげて。」と頼まれる事が多くなりました。私?私で良いの!?と思いながらも一緒に処置を行い、アドバイスする事もあり、なんだか自分の成長を感じられるようになりました。
新人ちゃんも上の先輩には聞きづらい事は年の近い私に聞いたり、相談してくれたり・・・私が答えられない事は一緒に調べたり、もっと上の先輩に一緒に聞いたり。自分がしていた事を同じように新人ちゃんもやっていくんだなと感じていました。
そして、私が怖がる先輩は後輩ちゃんも怖がっている。そりゃそーだ。
後輩ができると自分が新人の頃のように先輩たちはお世話してくれません。だって新しい新人ちゃんのお世話が大変だもの。先輩の目が離れて、ちょっと気が楽になった面もありますが、やっぱり不安な事があればすぐに聞きます!!これは看護師何年目でも一緒だと思います。わからない、不安、なら相談すべしです。
また後輩から頼られる事もあるし、抜かされないようにしなきゃという思いもあり、勉強しなきゃ!という思いが強くなったのも事実です。
みんなこうやって成長していくんですね。
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<<目次>>
・看護師・ナースコールあるある【嬉しい話】
・看護師2年目の寿退社は非常識?
・彼女は看護学生・看護師。付き合う人が知っておいてほしい事。
・看護学生・看護師の恋愛事情。【出会いがある?誰と?何処で?】
・看護学校を受験しようと思う人が知っておくべき事【専門学校と大学の違い・志望動機例】
・看護学生必見!これだけは絶対揃えるべき国家試験対策教材
・保健師になりたい!【仕事内容・資格取得方法・就職方法】
・看護師一年目のお給料はどれくらい?【看護師の平均給料明細表】
・不安いっぱい!新人看護師の夜勤デビュー!【覚えておきたいこと】
・外科の看護師は何をしてる?【特徴・仕事内容・勤務形態・1日の流れ】
・病棟看護師クリニックへ転職してみた【転職方法・仕事内容・1日のスケジュール】
・看護師の産休・育休制度。これって実際どうなの??
・看護学生・新人看護師の初オペ室。【倒れました】
・海の見える島へ移住したい。看護師として働ける??
・1年間の看護の振り返りと今後の課題(私の看護観)~終末期~看護師二年目の目標
家族の中には患者さんの死後しばらくしてから、「もっとやれることがあったのではないか」と後悔したり、逆に「良いと思ってやった治療も苦しみを長引かせるだけだったのではないか」と思い悩んでしまう場合もありました。
このように家族が患者さんの死後に後悔をしてしまうことがないように、看護師は家族が徐々に患者さんの死を受け止めていくことができるように、家族への援助をしていく事も必要であると学びました。終末期を経験し、私は自分の看護観を考えるきっかけとなりました。
私の看護観は、対象がどのような状況であっても、最期に「いい人生だった」と思ってもらえるように、その人らしく生きていけられるようにサポートし、その人らしさを生かした看護を行い、そして安らかな死を迎えられるように援助していくことだと考えます。
また、家族も後悔することなく精一杯のことができたと思えるよう、本人や家族の気持ちに寄り添うことだと考えます。
今後は求められることも、さらに重要な役割を担うことも増えてくるため、よりいっそうの責任感と怖さがあります。
その感覚を忘れることなく、まだ不安な部分や未経験なこともありますが、今の自分に自信を持ち、患者さん目線の看護を行い、「あなたで良かった。」と言ってもらえる看護師に成長できるように努力していこうと思います。
_____________________
終末期について
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看護師になって8ヶ月過ぎ、何度かエンゼルケアも入らせてもらいました。看護師は冷静に対応しなければいけないと言いますが、私は毎回泣いてしまいます。
そんなに深く関わっていない患者さんでも、家族の様子を見ているとどうしても涙が出てきてしまいます。先輩に注意されるんですが、なかなか・・・。
感情のコントロールというか、これに関しては本当に経験が必要だなと思いました。号泣してるわけではないんですけどね。
一番辛いのは残された家族です。この時に支えてあげられるのは看護師です。看護師の役目をしっかり果たせるように頑張らなきゃと思います。
また、入院当初はまだまだ元気に過ごされていた若い患者さんが治療がうまくいかずどんどん弱って終末期に入っていく様子は本当に心が痛いです。せん妄状態になってしまっていたり・・・。
そのような患者・家族の方に上手く関わり精神面のケアへも介入していく先輩たちは本当に尊敬します。
_______________________
看護師2年目の目標ってどうすればいいの?
_______________________
春に入社し、めまぐるしい日々が続き、気付けばもう2年目です。先輩からは「2年目もしっかり目標持ってね。」「目標書いて見せてね。」とのお言葉が・・・。2年目の目標ってどんなこと書けばいいの?どうしよう・・・と悩む事ありますよね。
●できるようになったこと
・吸引・導尿・Ba挿入・点滴などの技術1つ1つをどのタイミングでやれば良いのかをアセスメントして実施する事。
・ターミナル患者の家族に対するケアの重要性・介入のタイミング。
(心の整理ができるように・親身になって話を聞く・臨床心理士の介入)
・麻薬を使用して苦痛の緩和を行う。
(予防的に使う方法や、我慢してしまう患者には使用するよう促す事。)
・褥瘡予防に対する意識付け
(ターミナル患者は寝たきりの患者が多く皮膚の脆弱などにより褥瘡が多発してしまうため、体位変換の必要性を実感し、こまめに行うよう意識するようになった。)
・ナースコール対応を積極的に行えるようになった
(初めの頃は自分の受け持ちで精一杯だったが、徐々に仕事に慣れ、受け持ち以外の患者に声をかけたり、夜勤も行うようになり自分のチームだけではなく、他のチームのナースコール対応も行けるようになった。)
・日常業務の流れがわかるようになった。
(夜勤・休日に業務を行うようになり、フリー・メンバーの役割や今行わなければいけない事などの時間配分の必要性がわかった。)
●チーム異動するにあたって何を学習したいか・目標
・術直後の合併症などのリスクを考えて看護ができる。
(疾患・術式・症状に対する観察点など)
・術直後の患者の状態を学び、術前から術後の流れが理解できる。
・慢性期の患者に対しての苦痛などの症状の緩和ができる。
・意思疎通が困難な患者に対しての関わり方
・不穏、認知がある患者の関わり方
・嚥下、褥瘡、身体拘束がある患者の関わり方
●現在の課題と改善策・2年目の目標
・安全・安全な看護技術の提供の維持
・わからない・不安な時は、自分で考えてから先輩看護師・リーダーへ報告
→自分の考えも伝える。
・患者さんだけではなく、患者さんの周りの人(家族・他職種)・環境へも目を向けられるように視野を広くする。
・患者さんの今必要な看護計画を立案し、追加・修正する。
・自分で考えて行動する。
・緩和(痛み・抗がん剤など)についての勉強会へ積極的に参加する。
まだまだ沢山あると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
____________________
~そして新人看護師たちがやってきた~の巻
入職してから目まぐるしい日々を送って、気づけばもう3月。病院にもよりますが、自分の名札の若葉マークを外す時期がやってきますた。
先輩から「早く若葉マーク取りなさい!」と言われるも、必死の抵抗でぎりぎりまで外しません。若葉マークには沢山助けられました。患者さんを転棟させる際、違う病棟での申し送りに緊張!若葉マークがあれば少し優しくしてくれることや、足りないことを教えてくれたり・・・。
広すぎる院内で迷子の時は知らないスタッフに道を尋ねたり・・・。患者さんに若葉マークを見られると、「俺の腕で注射練習していいよ。」「思いっきり注射刺していいよ。勢い大事だよ。」と言われたり。
この若葉マークを外すことで、ベテラン看護師との区別が付かなくなり、患者さんからしたら一人前の看護師に見られてしまう!先輩からも見放されてしまうのではないか!?不安過ぎて外したくないー!と思っていました。
でもついに、病棟に新人看護師ちゃんたちが現れた。
「「「「宜しくお願いします!!」」」
と若々しくて元気。新人ちゃん達はとってもよく動く。今まで私たちがやっていた雑用も新人ちゃん達が率先してやってくれる。感動!!!こうやって私も新人時代から少しずつ仕事を覚えていってたんだなと感じました。
そして月日は流れ、新人ちゃんと一緒にオムツ交換や清拭を回ることや、新人ちゃんの経管栄養のチューブ交換、バルン交換などなど様々な処置を先輩から「見てあげて。」と頼まれる事が多くなりました。私?私で良いの!?と思いながらも一緒に処置を行い、アドバイスする事もあり、なんだか自分の成長を感じられるようになりました。
新人ちゃんも上の先輩には聞きづらい事は年の近い私に聞いたり、相談してくれたり・・・私が答えられない事は一緒に調べたり、もっと上の先輩に一緒に聞いたり。自分がしていた事を同じように新人ちゃんもやっていくんだなと感じていました。
そして、私が怖がる先輩は後輩ちゃんも怖がっている。そりゃそーだ。
後輩ができると自分が新人の頃のように先輩たちはお世話してくれません。だって新しい新人ちゃんのお世話が大変だもの。先輩の目が離れて、ちょっと気が楽になった面もありますが、やっぱり不安な事があればすぐに聞きます!!これは看護師何年目でも一緒だと思います。わからない、不安、なら相談すべしです。
また後輩から頼られる事もあるし、抜かされないようにしなきゃという思いもあり、勉強しなきゃ!という思いが強くなったのも事実です。
みんなこうやって成長していくんですね。
_______________________________
<<目次>>
・看護師・ナースコールあるある【嬉しい話】
・看護師2年目の寿退社は非常識?
・彼女は看護学生・看護師。付き合う人が知っておいてほしい事。
・看護学生・看護師の恋愛事情。【出会いがある?誰と?何処で?】
・看護学校を受験しようと思う人が知っておくべき事【専門学校と大学の違い・志望動機例】
・看護学生必見!これだけは絶対揃えるべき国家試験対策教材
・保健師になりたい!【仕事内容・資格取得方法・就職方法】
・看護師一年目のお給料はどれくらい?【看護師の平均給料明細表】
・不安いっぱい!新人看護師の夜勤デビュー!【覚えておきたいこと】
・外科の看護師は何をしてる?【特徴・仕事内容・勤務形態・1日の流れ】
・病棟看護師クリニックへ転職してみた【転職方法・仕事内容・1日のスケジュール】
・看護師の産休・育休制度。これって実際どうなの??
・看護学生・新人看護師の初オペ室。【倒れました】
・海の見える島へ移住したい。看護師として働ける??
・1年間の看護の振り返りと今後の課題(私の看護観)~終末期~看護師二年目の目標
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